日英翻訳者 Kazuki のあれこれ

英訳一筋20年、日英翻訳者 Kazuki の日々のあれこれです(^^)

今年の振り返り

みなさまご無沙汰しております。

英訳者としてさらにステップアップするべく精進しております😉

さて、大晦日の本日、紅白歌合戦を見ながら今年の振り返りをしてみたいと思います。

 

【翻訳分野を技術系からIR*に変更】
年齢的に新しい分野に乗り換えることに大きな不安はありましたが、技術系英訳者として身に付けた英文ライティング力が大いに発揮できることがわかり、分野変更をして良かったと実感しています。とはいえ、まだまだ専門知識不足なので、引き続き勉強を怠らず精進してまいります。

*IRとは、Investor Relationの略で、企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供していく活動全般を指します。

 

【JTF翻訳祭の広報委員、JTFジャーナルの編集委員をやらせていただく】
昨年に引き続き、日本翻訳連盟(JTF)主催の翻訳祭の広報委員を仰せつかり、翻訳祭ではテリーさん・酒井さん・松本の3人で登壇させていただきました。登壇についてはかなりの人数の方が視聴してくださりご好評いただいたようでありがたい限りです。
また、JTFジャーナルの編集委員にも任命いただき、Kazuki Channelの内容を文字起こしして連載していただくという非常にありがたい機会をいただきました。一人でも多くの方に読んでもらいたい、そのために引き続き広報活動を頑張っていきたいと思っています。

 

【昨年に引き続き銀座ヤマハホールの舞台に立つ】
エレクトーン奏者としてこれ以上ない大きな舞台を経験させてもらい、自分の中でエレクトーンに向き合う姿勢が明らかに変わりました。チケット代を払ってわざわざ足を運んでくれた客さまの前で演奏する醍醐味。
演奏力は勿論、演者として一挙手一投足にまで心を配って行きたい、そう思っています。

 

【推しバンドSUPER BEAVER🦫との出会い】
今年に入って「東京」という曲のMVを見てボーカルの渋谷くんの見た目と声に一目惚れ。ファンクラブに入って完全に沼にハマりました。Twitterでビーバー🦫専用アカウントを開設し、現在フォロワーさんの数が579人。
今が人生で一番楽しいかも。来年も引き続き推し活で沼りたいと思っております。

 

こんなわたくしですが、来年も生暖かく見守っていただければ嬉しいです😉

 

 

電子書籍を紙の本に📕

出版した電子書籍を母に読んでもらいたくて、一冊だけ紙の本を作成しました☺️

これはKindle本をオンデマンド印刷してくれる比較的新しいサービス📕
最初自分でトライしてみたんだけど、表紙のところで頓挫して数週間💦
そこで救世主ののんちゃん(電子書籍の編集サポートをお願いしたあべ のぶお氏)にヘルプをお願いして無事印刷完了〜👍

母にはAmazonから直接送ったので、私の手元にあるのは試し刷りで、写真でわかるように「再販禁止」の帯が付いています。

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早速母から連絡があり

「読んだ?」

と聞いたら

「字がちっちゃくて読まれへん」

とのこと😝

うーん、結構字は大きいし行間もあけてるんだけど、そもそも手が不自由なのでページ捲るのも一苦労なんだよね💧
Kindle送ってあげたいけど、使い方教えることもできないしなぁ。

でも母は

「施設のスタッフさんたちが貸して貸してと言うので先に貸したわー😊」

とめちゃくちゃ嬉しそうで、

「あなたが本を出したなんて、こんな嬉しいことはない😭」

と電話の向こうで泣いておりました。

親孝行できてほんまに良かった🥰

SUPER BEAVERというバンド

ここのところSUPER BEAVERの曲ばかり聞いている🎶そしてめちゃくちゃ励まされてる🥰

彼らは今年でバンド結成18年目。
高校卒業してコンテストで優勝。華々しくSonyからメジャーデビューしたけれど、大人たちに揉みくちゃにされて3年でインディーズに。
コツコツ頑張って2018年には単独で武道館ライブ、その後、国立代々木競技場第一体育館でもライブ。
そして2021年、揉みくちゃにされたSonyに戻ってメジャー再契約、という面白い流れ。

私が彼らの音楽にのめり込んだきっかけは、ボーカルの渋谷龍太くんが書いた小説「都会のラクダ」を読んだこと。この小説ではSUPER BEAVER結成から武道館ライブまでの軌跡が克明に描かれていて、しかも渋谷くんの書く文章がとても面白い☺子供の頃から読書が好きで、そして落語が大好き。だから文章に味がある😄

https://amzn.to/3KgQ9Ra

で、これを読んでから武道館ライブのBluRayを観て号泣する、というパターンを何度も繰り返している笑
もうすっかりお母さんの気持ちなのである😝

彼らの曲には苦労した18年間の思いが凝縮されていて、ストレートな歌詞と素晴らしいメロディーに日々癒されております✨

ということで、ファンクラブに入会して、7月の東京国際フォーラム、10月の横浜アリーナのチケットをゲット🎟😍

すでに通販でライブTシャツとタオルも購入してワクワクなのである😍

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iPhone13 mini📱

実家の売却手続きと片付けを完了し、帰りの新幹線の中でめちゃくちゃ達成感に包まれていたワタクシ。

あ、そうだ!
自分にご褒美を買ってあげよう!!!

という事で、東京駅で下車してそのままApple丸の内店へ直行❣️

そしてiPhone13 miniを買っちゃいました😍

あ、今使ってるGoogle pixel 6が壊れたわけではございません。
ただ指紋認証がほんとにダメダメで我慢の限界に💦
そんな中、iPhoneのFace IDがマスク顔にも対応したと聞いて、それ以来狙っておりました。

なので今後は2台持ちしようと思い、敢えてminiに☺️


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向かって左がpixel6、右がiPhone13 mini。

基本的には外出先ではiPhoneを、自宅にいるときはWi-Fi経由で pixel、みたいな使い方になるかと。

それにしても、やっぱり手のひらサイズのスマホ、めちゃくちゃ使いやすいですね😍


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画面が小さいので文字サイズを少し大きくして太字に、そして、とよふくさんの眼鏡があれば全く問題ありません🥰

スマホライフが更に快適になりました😀

実家売却のあれこれ

和歌山で一人暮らしをしていた母が介護施設に入居して4年、地元の市役所の空き家バンクに掲載してもらっていた和歌山の実家の買主さんがようやく決まりました。

とにかく色々な方々に助けていただきながら少しずつ手続きを進めて来ましたが、備忘録として残しておきます。

 

実家の名義人は母だけど、手続きは代理人の私、というところがまず面倒。
3/19に売却契約を交わすということで話が進み、時系列的に書くとこんな感じ。

ちなみに私は一人っ子。東京在住です。

 

買主が決まる。

母が印鑑登録カードをなくしてしまったので、印鑑登録をし直す必要があり、友人に代理人になってもらい申請(これが結構面倒な手続き)。

家の権利書は母が施設の部屋に置いてあると言っていたが、その時はまだ入院中で確認できず。

友人に司法書士さんを紹介してもらい、実家の売却手続きの代行をお願いする。

母が退院して施設に戻る。

ケアマネさんに、母と一緒に権利書を探して貰えるよう依頼してあったが、お忙しいようで中々してくれない。(母は寝たきりで動けないので自分で探せない。)

司法書士さんが、代行手続きをする上で母と面談する必要があるが、コロナ対策でそれはできません、とケアマネさんに言われてしまう。司法書士さんに相談したら、電話で話をしながらガラス越しに顔を見るのでもOKとのことで、ケアマネさんにお願いしたが断られる。

司法書士さんに泣きついたら直接ケアマネさんに交渉してくれて、ガラス越しの面会を承諾してもらう。(この時点でまだ権利書は探してくれていない。)

司法書士さんと母の面会の日が決まり、あとは権利書を探すだけ、となった段階で不測の事態が。
母が入院していた病院の同じフロアでコロナ陽性者が出て、母はもう退院してるのに濃厚接触者と判断される。

そして今日、
PCR検査の結果は陰性でホッとしたが、来週もう一度検査をして陰性になるまでは部屋で隔離。ということは、母が部屋から出られないので、行政書士さんとガラス越しの面談はできない。で、行政書士さんに相談したところ、スマホで顔を写して話すというのでもOKとのことで、ケアマネさんにお願いしたが断られる。(ケアマネさん、手強いんですよ💦)
で、別件で、施設の看護師さんと話をした時にダメ元で頼んでみると、「私のスマホ使ってお話してもらってもいいですよ、私が唯一お母さんの部屋に入れる人なので」と神の声😍
その時、看護師さんに母と一緒に権利書を探してくれるようお願いする。

結果、権利書は見つからなかった😭

司法書士さんは、権利書がある場合とない場合2パターンの手続きを準備してくれていたので、手続きは進められるのだが、権利書がない場合はガラス越しの面談が必須なので、それが終わるまで売買契約はできないことが判明(←今ここ)

これはこの1週間ぐらいの出来事。
関係各所に何本電話したか数え切れない。
仕事もあるし、精神的にいっぱいいっぱいで泣きそうになったけど、友人と司法書士さんの助けで、母の隔離期間が終われば何とか手続きはできそう。

この週末、夫と2人で和歌山に帰省して売却手続きをする予定だったけど、少なくとも司法書士さんが絡む手続きはできない。
でもせっかくなので、部屋の片付けのために帰省はする予定。
取っておく必要のあるものだけ持ち出しておけば、あとは買主さんが処分してくれるので、それは本当にありがたい。

というのが今現在の状況です😝

とにかく疲れました。
長文、お読みいただいてありがとうございました🙇🏻‍♀️

母が退院した

「今から病院を出発します」

たった今、母のケアマネさんからショートメールが届いた😀

そう、今日は去年の8月から和歌山の病院に入院していた母が退院して施設に戻る日。
この日をどれだけ心待ちにしていたか。
本当は迎えに行ってあげたいんだけど、コロナ対策とやらでそうも行かず😥

介護タクシーを呼んでもらって、ケアマネさん他施設のスタッフの方にお手伝いいただきながらの退院、感謝しかない。

入院した際の母は要介護2。ところが半年間ほぼ寝たきりだったので、今は要介護5になってしまった。
全介助なしでは生活できない。
ただ、頭は本当にハッキリしていて、電話では相変わらず強気な発言😝

いざ退院するとなると、看護師さんや療法士さんたちと会えなくなるのはいや、退院したくない、とか朝から電話で駄々を捏ねていた母だけど、施設に帰ったら大好きなヘルパーのYさんが待っててくれるよ😊
来週には施設の近くの桜が満開になって、車椅子で連れて行ってもらえるよ🌸

とにかく退院できて良かった。
今、お気に入りの上野公園のスタバでランチしながら泣いている私。

よかったね、おかあさん😊

今後はIR英訳をメインに仕事をして行きます

わたくし、技術英訳者歴、約20年。

自己紹介でも

「技術英訳者のKazukiです」

と名乗ってきましたが、3年前からIR (Investor Relations)の英訳も始めました。

 

IRとは、企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動のこと。

 

英訳する文書は、決算短信、決算説明会資料、有価証券報告書、四半期報告書、統合報告書、株主総会招集通知、コーポレートガバナンス報告書、CSR報告書などで、これまで私がメインとしていたマニュアルや仕様書よりも長くてまとまった文章になります。

 

実は、数年前に金融に特化した講座を受けたことがあったのですが、その時は、自分には向いてないと判断して金融分野に手を出すのを諦めていました。

ところが、その後、ご縁があって、繁忙期の4~6月だけIR英訳のお手伝いをすることになり、この3年間、少しずつIR英訳の仕事量を増やしてきました。

その中で感じたのは、技術英訳で身に付けた英文ライティングのスキルが充分発揮できるということ。

 

また、技術系に比べるとレートも高め。

長年技術英訳でレートを上げる努力を続けて来ましたが、直取引でもしない限り、これ以上はもう上がらないという状況の中、今後はIR英訳に方向転換していこうと決心しました。

 

そして今年の2月から、IR系翻訳会社と専属契約を結んで仕事することになりました。

1社としか仕事をしないというのは、今まで、複数の翻訳会社から仕事をもらっていたやり方とは逆の方法です。リスクヘッジとしてはよろしくないやり方ですが、定期案件の間にどんどん仕事を入れ込むこれまでのやり方が年齢的に辛くなってきたことと、2022年4月に予定されているプライム市場再編により今後需要が大きく高まることが予想されている分野なので、かなりの量の仕事が見込めることから専属になる決心をしました。

ただ、この翻訳会社からは、技術系案件も時々受注することがあるので、技術英訳も続けて行くことになると思います。

 

専属になるにあたり、今までお世話になった翻訳会社のコーディネーターさん達に、今後はお仕事を請けられなくなる旨のメールを出したのですが、皆さん「状況が変わってお仕事できるようになりましたら、ぜひまたご連絡ください。お待ちしています。」というありがたいお返事をくださり感謝感謝です。

 

現在、優秀なIR英訳者の数が圧倒的に足りていない状況のようです。

すでに英訳の仕事をしていらっしゃる方でIR英訳に興味のある方は、翻訳学校のIR講座を受けるなど、チャレンジしてみてほしいと思います。

金融の専門知識のある人が英文ライティングの勉強をするより、すでにちゃんとした英文を書ける人が金融の知識を付けて行く方が近道だと私は思います。

 

私自身、このタイミングで新しい分野に移行して行くのは些か不安でもありますが、足りない知識をどんどん吸収して、さらにスキルを磨いて行きたいと思っています。

新しいことを始めるのに年齢は関係ありません。

まだまだがんばりますよ~!