日英翻訳者 Kazuki のあれこれ

英訳一筋20年、日英翻訳者 Kazuki の日々のあれこれです(^^)

わたし、パニック障害患者でした。

私が日々アクティブに動き回っているもう一つの理由。

それは、パニック障害のため自由に外出できなかった時期が長年あった、ということです。

 

パニック障害になったきっかけは、26歳の頃、たまたま風邪で体調が悪かった朝の通勤時に、混雑した急行電車の中で貧血で倒れてしまったこと。

それ以来、電車は各駅停車にしか乗れず、どうしても急行列車や新幹線に乗らないといけない時は、病院で処方された精神安定剤を服用していました。

そのうち、電車だけではなく、行動が制限されてしまうような場所、例えば歯医者や美容院にも行けなくなりましたが、とりあえず薬を飲めばやり過ごせたし、車なら何処へでも出掛けられたので、このままパニック障害と仲良くしながら生活していけばいいかな、と思っていました。

 

ところが、今から10年ほど前、たまたま同じパニック障害患者の友人から、認知行動療法パニック障害の治療には有効であること、そしてそれを受けることのできる病院が近くにあることを教えてもらいました。

そろそろ薬を飲み続ける生活を辞めたいと思っていた私は、早速その病院で認知行動療法のセッションを受け始めました。

セッションは個人ではなくグループでした。

これが私にとっては凄く良かった!一人ではきっと乗り越えられなかったと思います。

メンバーは5人。お互い励まし合いながら一年程毎月セッションに通い、結果、私はパニック障害を克服することができました。

 

克服したと言っても、今でも何となく予期不安(パニック発作を起こすのではないかという不安)が起こるときはありますが、呼吸を整えたり、自分なりのやり方でやり過ごすことができています。

 

そしてこのパニック障害の期間の副産物、それは何と言っても都内のどこにでも車で行くことができるようになった、と言うこと。

車の運転は大好きなので、電車に乗れなくてもとにかく車であちこちに出掛けていました。

ただ、都内は駐車場代がめちゃくちゃ高いので、やはり電車の方がずーっと楽。

 

これからもフットワーク軽く、どんどん出掛けて人生楽しみたいと思っています。