さて、前回の投稿に書いたパニック障害の認知行動療法のセッションでは一体どんなことをするの?と思った方、こんなことをしてたんですよ〜☺️
最初の数回のセッションで、パニック発作が起きるメカニズムをじっくり勉強し、その後はExposure、いわゆる「曝露療法」を行います。
曝露療法では、それまで怖くてできなかったことに挑戦します。敢えてパニック発作を起こすような状況に身を置き、発作が起きても大丈夫と言う経験を繰り返すことで克服する、と言う荒療治です。
私の場合は電車がダメだったので、急行電車に無理矢理乗るわけです。
もう何年も乗れていなかったので、そりゃもう怖いのなんの😱😱😱
普通の人にとっては当たり前のことでも、パニ障患者にとっては命懸けです😭
月一回のセッションで、チャレンジした結果を報告しなければいけないし、絶対克服してやるという強い意思に後押しされ、清水の舞台から飛び降りる気持ちで何度も急行電車に乗りました。
ここで大いに助けられたのが、セッションのメンバーのLINEグループ😍
「これから電車に乗るー!」
「がんばれーーー!」
「乗った!」
「おぉぉぉぉぉ!!!」
「やった!急行電車に乗れた!」
「おめでとぉぉぉ😭😭😭」
と、毎回お互いが励まし合うのです。
そしてこのチャレンジの経緯をワークシートに細かく書き込みます。
例えば家を出た時の恐怖心は何パーセント?駅に向かってる時は?ホームに降りた時は?電車に乗った時は?などなど。
そうする事で自分を客観視することができるのです。
一方では、カウンセラーの先生と、なぜパニック発作を起こしてしまうのか、自分の気質や信念、思い込みについて丁寧に掘り下げて行きます。
こうして暴露体験とカウンセリングを重ねることで、私は少しずつ良くなって行き、セッションが終わる頃にはすっかり克服していました。
このセッションには約一年通いましたが、この時の暴露療法を体験したからこそ、少々のことでは辛いと思わなくなりました。
認知行動療法はうつ病や不眠症にも効果があるそうです。数年前からは保険も効くようになりましたので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。