日英翻訳者 Kazuki のあれこれ

英訳一筋20年、日英翻訳者 Kazuki の日々のあれこれです(^^)

技術英訳者への道〜大学秘書編〜

有限会社を設立してから数年後、大手取引先から本社にお呼びがかかりました。

新しいプロジェクトかしら?

といそいそと出かけた私。

ところが告げられたのは、

「申し訳ありませんが、取引を停止させてください」

 

ガーン😱😱😱😱😱

 

ショックのあまり、どうやって帰宅したのかいまだに思い出せません💦

取引停止の理由としては、うちのような小さな会社とは取引を辞めるという会社の方針から、ということでした。

それまで順調にお仕事をいただいていただけに寝耳に水状態。

結局、その後は、そのメーカーの翻訳部門からの仕事を個人事業主として受注していましたが、その仕事もだんだん少なくなりました。

このまま翻訳の仕事を続けるべきか否か迷っていたとき、たまたま見つけたのが、当時自宅から車で20分ほどの場所にあったT大柏キャンパスでの秘書募集の求人広告。

 

大学教授秘書募集‼️

英語が話せてパソコンが得意、そして明るい方

 

「これ、私やん😍😍😍」

 

あと先考えない私はさっそく応募❣️

一度キャンパスの中に入ってみたかったので面接に行けば入れるし、ぐらいの動機でしたが、結局採用され、その後6年間、教授秘書の仕事に就きました。

仕事内容は担当教授の研究室に関わる全てのサポート業務で、具体的には

・国際会議の準備・運営

・外国人教授や学生の招聘手続き

・教授がリーダーをしている国家プロジェクトの予算管理

・教授のスケジュール管理、国内外の出張手続き

・研究室に来なくなった学生の生存確認(笑)

 

などなど、ありとあらゆる仕事。

中でも、当時、担当教授はスパコン「京」のプロジェクトに関わっていたので、そのプロジェクトのサポートをさせていただいたことはいい思い出です✨

そして、学生さんや研究員さんは殆どが男性👨

娘が2人いる私にとって、みんながまるで自分の息子のように思えて、家族のように過ごさせてもらいました😊

 

そんな充実した日々を過ごして6年目、

「このままでいいのか?翻訳の仕事はどうするの?」

と自問自答する自分がいました。

 

翻訳の仕事を再開すると言っても、6年もブランクがあって、どうすれば再開できるのか💧

そんな悶々とした日々を過ごす中、有限会社として翻訳の仕事をしていた時にお世話になった、私が最も信頼していた方、Sさんに相談することにしました。

その時にSさんからアドバイスいただいたのは、

 

戻るなら今しかない。今ならまだ戻れる。

でも6年もブランクがあったのだから、リハビリをするべき。

 

ということでした。

リハビリ…

いったい何をすればいいのだろう。

またまた途方にくれました😞

 

 

〜つづく〜