さて、翻訳の仕事を再開するための、リハビリ、何をすればいいんだろう…。
今から翻訳学校に入る?
いやいや、この歳で学校に入るのもなんだか抵抗があるし、うーん…。
と、日々悶々としていた中、Sさんから、
「こんなイベントがあるよ。参加してみたら?」
と紹介してもらったのが、
『翻訳フォーラムシンポジウム2017』
翻訳フォーラムとは、翻訳者の、Buckeyeさんこと井口耕二さん、高橋さきのさん、深井裕美子さん、そして帽子屋さんこと高橋聡さんが主催するコミュニティ。
その時の詳細はこちら
↓
https://www.alc.co.jp/translator/article/tobira/symposium2017.html
この中で特に印象的だったのが、帽子屋さんの辞書セミナー。
ebwinという辞書ブラウザはずっと使っていましたが、主に『うんのさんの辞書』専用みたいな使い方しかしていなかったので、もう目からウロコ😳
そして何より、帽子屋さんは技術翻訳者であるけれども文系出身、というところに親近感😍
さらに帽子屋さんは翻訳学校の講師もされていて、
「翻訳学校、悪くないですよ。行ってみる価値はあると思います。」
と、どなたかの質問に答える形で話していらっしゃり、
「なるほど、翻訳学校か…。うん、行ったことないし、行ってみよう!!!」
と決断。
しかし、同時に、ネイティブでも帰国子女でもない私がこのまま英訳者としてやって行けるのか不安に思っていた時期だったので、まずは技術翻訳の和訳基礎の講座に通うことにしました。
学校に入ってみると、クラスメイトの年齢は高め。
定年後の方も、また、インハウスの翻訳者の方もいらっしゃいました。
半年間、週一回のクラスがとても楽しかったのですが、同時に、やはり英訳でやって行きたいという気持ちも強くなって行きました。
そんな中、翻訳会社のトライアル(主に英訳)を少しずつ受け始めたのですが、なかなか合格がもらえず落ち込む日々。
半年の和訳のクラスが終わり、この後どうしようかと思っていたとき、Sさんとメールのやり取りをする機会があり、その際に相談してみたところ、衝撃の一言が!
Kazukiさんの英訳は、世間じゃ通用しないですよ…。
え?な、なんですって???😱😱😱
あまりのショックに目の前が真っ暗に😨
少なくとも、数年前まで仕事をもらっていたSさんからこんな言葉をもらうとは、青天の霹靂💦💦💦
この後、ほぼ1週間、悩みに悩みました。
確かに、冷静に考えてみると、インハウスの頃、そして独立してからも、ほぼ特定の分野のピンポイントな内容のものばかり英訳していたので、翻訳会社経由で受けるような幅広い内容の原文を英訳するという技術が私にはなかったのです。
さて、じゃあ英訳者の道を諦めて和訳の道へ舵を取り直す?
いやいや、やっぱり私は英訳者としてやって行きたい。
よーし、それじゃ、世間に通用する英訳者になってやろうじゃないの!!!
この時、私は腹を括りました。
どんなに苦労しても英訳者としての道を突き進もうと。
〜つづく〜