日英翻訳者 Kazuki のあれこれ

英訳一筋20年、日英翻訳者 Kazuki の日々のあれこれです(^^)

魔法のメガネ屋さん

翻訳者という職業柄、長年眼精疲労に悩まされて来ました。
メガネも色々作り変えましたが中々改善されず…。

そんな中、同業者の友人が、あるメガネ屋さんを紹介してくれました。

 

それが、千葉県佐倉市にある『眼鏡のとよふく 』さんです。


まずは読んでみて、と友人が教えてくれたのがこの本。

さっそくKindle版をダウンロードして読み始めたんですが、もう数ページ読んだだけでお店に電話をかけてたわたくし。

9月初旬に電話して、10月中旬に予約が取れました。

 

10月中旬のある日、眼鏡のとよふくさんを訪れました。JR佐倉駅の目の前にある、小綺麗な街のメガネ屋さんです。

まず、問診票を記入するのですが、目に関する質問だけではなく、生活習慣や食生活についての細かい質問がたくさん!

その問診票をもとに、いよいよ検眼が始まりました。

検眼をしてくださったのは、代表の豊福厚至さん。蝶ネクタイがよく似合うおじいちゃまです。

厚至さんによると、私は視力が良すぎるため、眼と脳を酷使し過ぎているらしい。

確かに私は昔から視力が2.0で、中高生の頃は、教室の1番後ろの席から、先生のおでこの皺がよーく見えていました。

そんな状態で歳を重ね、40歳を過ぎたあたりから老眼の症状が出始めても、相変わらず遠くはよく見えていましたが、それが眼精疲労の原因のひとつになっていたようです。

2時間にもおよぶ検眼が終わりに近づき、レンズが入った検眼用メガネをかけてお店の外の景色を見たら…

なんと、景色が3Dで目に飛び込んで来ました!!!

いやもう、ビックリしたのなんの!!!

そしてもう一本の仕事用メガネ(とよふくさんでは日常生活用の遠近と、仕事用の近々または中近メガネを作るよう勧められます)の検眼用メガネをかけて、差し出された本を読んだら…

ひゃーーー!字が目に飛び込んでくる!!!

なんじゃこりゃーーーー!!!

 

という感じで検眼が終わり、今度は店内でフレーム選びです。

とよふくさんには国産の素敵なフレームがたくさんあって、店員さんが私の好みを聞いて、似合いそうなフレームを次から次へと目の前に持って来てくれます。

その中から、遠近は常にかけるのでオシャレな物を、仕事用の中近は家でしか掛けないので、大きめのしっかりした物に決めました。

そしてフレームを決めたら、イケメンの店長さん(厚至さんの三男さん。ご長男は社長さんで、厚至さん同様検眼を担当されています。)が物凄く緻密なフィッテングをしてくれます。たぶん1本につき少なくとも20回は掛けたり外したりを繰り返したと思います。

13時にお店に伺って、全てが終わったのが17時近く!体力を使い果たし、クタクタになりましたが、同時に物凄い充実感もありました。

メガネは2週間後に自宅に郵送してくれると言われ、もう一度フィッティングしなくても大丈夫なのかと少し不安になりましたが心配は無用でした。

2週間後に届いたメガネはどちらも私にピッタリでした。


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左が遠近、右が中近です。

 

このメガネたちを掛け始めて3週間、私の眼精疲労は全くなくなりました。それだけではなく、首や肩の凝りも嘘のようになくなったのです!!!

 

とよふくさんのメガネをかけていると、眼筋が緩んでまるで目が温泉に入っているようなじんわりとした心地よさを感じます。
今までいかに目を酷使していたのかを日々実感しています。

遠近メガネは景色が立体的に見えるので、ちょうど紅葉の季節である現在、散歩していると紅葉が3Dで目に飛び込んできて、外の世界を存分に楽しんでいます。

一方、仕事用の中近メガネ、これがまた素晴らしい!!!

パソコンのモニターの字が立体的に浮かび上がってくるイメージなので、楽に仕事が進められますし、仕事の処理スピードが上がりました。もう手放せません。

 

ただ、特に遠近は遠くが見えないメガネなので、慣れるまで時間がかかる場合もあるかもしれません。(私は1週間で慣れました。)

そして何より、値段がとても高いです。

レンズやフレームの種類にもよりますが、私は2本で約200,000円払いました。

誰でも気軽に買える値段ではありません。

しかし、私は前述の本を読み、厚至さんの話をじっくり聞いて、その価値があると判断しました。

そして今はこのメガネたちのおかげで日々快適に過ごしています。

 

もし眼精疲労で悩んでいる方がいらっしゃったら、選択肢のひとつとして考えてみてください。

 

ちなみに、本の帯には俳優の柳楽優弥さんの推薦文が載っています。彼が俳優としてスランプだった時期に、知り合いからとよふくさんを紹介してもらい、メガネを作って以来のお付き合いだそうです。彼も台本を読むときに愛用しているそうです。

柳楽さんの帯ほしさに、本も購入しちゃいました(^^)


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